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もしもの時、家族みんなで確認!わが家の避難経路と安全な道

Tags: 避難経路, 避難場所, 家族防災, 外国人住民, 防災マップ

はじめに:なぜ避難経路の確認が大切なのでしょうか?

地震や台風、大雨などの災害が発生したとき、家族みんなで安全な場所に避難することが命を守るためにとても重要です。皆さんのご家族の中には、まだ日本語が十分理解できない方や、体の動きに不安がある方もいるかもしれません。

避難場所はどこか、そこまでどうやって行けば安全か、事前に家族みんなで知っておくことは、もしもの時に慌てず、落ち着いて行動するために不可欠です。特に、慣れない土地での災害時には、道に迷ったり、危険な場所に近づいてしまったりするリスクもあります。

このページでは、家族みんなで一緒に、自宅から避難場所までの「避難経路」を確認し、より「安全な道」を見つけるための具体的な方法をご紹介します。これは、家族みんなで参加できる、とても大切な防災対策の一つです。

ステップ1:家族の「避難場所」を確認しましょう

まず、皆さんが住んでいる地域の「指定緊急避難場所」や「指定避難所」を確認しましょう。これは、大きな公園や学校など、自治体が災害時に安全に避難できる場所として指定している場所です。

自宅から最も近い避難所だけでなく、いくつかの避難所を知っておくと安心です。災害の種類(地震か、洪水かなど)や、その時の状況(例えば、近くの道が使えない場合など)によって、最適な避難場所や経路が変わることがあるためです。

ステップ2:避難場所までの「避難経路」を考えてみましょう

避難場所が分かったら、次に自宅からそこまでの道のりを考えてみましょう。

ステップ3:避難経路上の「安全な道」を確認しましょう

実際に道を歩いたり、地図を見たりしながら、その道が安全かどうかを確認します。特に災害時は、普段は安全な道でも危険になることがあります。

避難経路を歩く際に、以下の点に注意して見てみましょう。

また、避難の際に役立つ「目印」も確認しておきましょう。大きな公園、分かりやすいお店、特徴的な建物などです。家族が別々に避難することになった場合でも、これらの目印を知っていれば、迷いにくくなります。

ステップ4:家族みんなで確認した情報を共有しましょう

確認した避難場所、複数の経路、危険な場所、安全な道、目印などを、家族みんなで必ず共有しましょう。

まとめ:定期的に見直すことが大切です

一度避難経路を確認したら、それで終わりではありません。時間が経つと、道の様子が変わったり、新しい建物ができたりすることもあります。また、家族の状況(子供の成長、家族構成の変化など)も変わります。

年に一度など、定期的に家族みんなで避難経路を見直し、実際に歩いてみる機会を持つようにしましょう。

家族みんなで避難場所と安全な道を知っていることは、もしもの時に家族を守るための、何より強い備えになります。このページで紹介したステップを参考に、ぜひ家族みんなで「わが家の避難経路」を確認してみてください。