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もしも災害で家が散らかったら?家族みんなで安全に片付けるステップ

Tags: 災害後の片付け, 自宅の安全, 家族で防災, 被災生活, 復旧

はじめに:災害後(さいがいご)、家(いえ)の片付(かたづ)けは大切(たいせつ)な一歩(いっぽ)です

大(おお)きな地震(じしん)や台風(たいふう)などの災害(さいがい)の後(あと)、家(いえ)の中(なか)が物(もの)で散(ち)らかったり、壊(こわ)れたりすることがあります。

家(いえ)の片付(かたづ)けは、次(つぎ)のステップに進(すす)むために、とても大切(たいせつ)な作業(さぎょう)です。安全(あんぜん)に生活(せいかつ)できるようになるためにも、家族(かぞく)みんなで協力(きょうりょく)して取(と)り組(く)みましょう。

このページでは、災害(さいがい)の後(あと)、家(いえ)を安全(あんぜん)に片付(かたづ)けるための具体的(ぐたいてき)なステップと注意(ちゅうい)する点(てん)について説明(せつめい)します。特(とく)に、子供(こども)や高齢者(こうれいしゃ)など、家族(かぞく)みんなが安全(あんぜん)に過(す)ごせるように、一緒(いっしょ)に確認(かくにん)してください。

片付(かたづ)けを始(はじ)める前(まえ)に:まず安全(あんぜん)を確認(かくにん)しましょう

家(いえ)の中(なか)に入(はい)って片付(かたづ)けを始(はじ)める前(まえ)に、必(かなら)ず安全(あんぜん)を確認(かくにん)することが最(もっと)も重要(じゅうよう)です。慌(あわ)てずに、次(つぎ)の点(てん)を確認(かくにん)してください。

安全(あんぜん)な服装(ふくそう)と準備(じゅんび)

片付(かたづ)けを始(はじ)める前(まえ)に、自分(じぶん)たちの身(み)を守(まも)る準備(じゅんび)をしましょう。

片付(かたづ)けの基本的(きほんてき)なステップ

安全(あんぜん)の確認(かくにん)と準備(じゅんび)ができたら、次(つぎ)のステップで片付(かたづ)けを進(すす)めます。

  1. 大きくて危険(きけん)なものから取(と)り除(のぞ)く:
    • 倒(たお)れた家具(かぐ)、割(わ)れた大(おお)きなガラス、落ちてきた天井材(てんじょうざい)など、移動(いどう)させないと歩(ある)けないものや、そのままにしておくと危険(きけん)なものを先(さき)に片付(かたづ)けます。複数人(ふくすうにん)で協力(きょうりょく)して、声(こえ)をかけ合(あ)いながら作業(さぎょう)しましょう。
  2. 細(こま)かい破片(はへん)やゴミを集(あつ)める:
    • 割(わ)れた食器(しょっき)やガラスの細(こま)かい破片(はへん)は、ほうきやスコップで丁寧(ていねい)に集(あつ)めます。見(み)えにくい場所(ばしょ)にもあるかもしれないので、注意(ちゅうい)深(ぶか)く作業(さぎょう)してください。
  3. 濡(ぬ)れたものを処理(しょり)する:
    • 雨漏(あまも)りや浸水(しんすい)で濡(ぬ)れたカーペット、布団(ふとん)、家具(かぐ)などは、可能(かのう)であれば外(そと)に出(だ)して乾(かわ)かします。カビが生(は)えるのを防(ふせ)ぐため、早(はや)く処理(しょり)することが大切(たいせつ)です。使(つか)えなくなったもの、カビがひどいものは、捨(す)てる準備(じゅんび)をします。
  4. 生活(せいかつ)スペースを確保(かくほ)する:
    • キッチン、寝室(しんしつ)、トイレなど、生活(せいかつ)に必要(ひつよう)な場所(ばしょ)から優先的(ゆうせんてき)に片付(かたづ)けを進(すす)め、安全(あんぜん)に過(す)ごせるスペースを作(つく)ります。
  5. ゴミを分別(ぶんべつ)する:
    • 燃(も)えるゴミ、燃(も)えないゴミ、資源(しげん)ゴミ(プラスチック、缶(かん)など)、粗大(そだい)ゴミ(大(おお)きな家具(かぐ)など)に分(わ)けます。お住(す)まいの地域(ちいき)の自治体(じちたい)が災害時(さいがいじ)のゴミの出(だ)し方(かた)や集積場所(しゅうせきばしょ)について情報(じょうほう)を出(だ)しているので、確認(かくにん)してください。

片付(かたづ)けの時(とき)の注意点(ちゅういてん)

自治体(じちたい)や地域(ちいき)からの情報(じょうほう)を確認(かくにん)しましょう

災害(さいがい)の後(あと)、お住(す)まいの地域(ちいき)の自治体(じちたい)から、ゴミの出(だ)し方(かた)や片付(かたづ)けに関(かん)する様々(さまざま)な情報(じょうほう)が出(だ)されます。

自治体(じちたい)のウェブサイトや防災(ぼうさい)アプリ、地域(ちいき)の掲示板(けいじばん)などで情報(じょうほう)を確認(かくにん)し、活用(かつよう)しましょう。近所(きんじょ)の人(ひと)と情報(じょうほう)を交換(こうかん)することも大切(たいせつ)です。

まとめ:家族(かぞく)で協力(きょうりょく)し、安全(あんぜん)に片付(かたづ)けを進(すす)めましょう

災害(さいがい)の後(あと)の片付(かたづ)けは大変(たいへん)な作業(さぎょう)ですが、家族(かぞく)みんなで協力(きょうりょく)し、安全(あんぜん)に注意(ちゅうい)しながら進(すす)めることが大切(たいせつ)です。無理(むり)せず、休憩(きゅうけい)も取(と)りながら、一歩(いっぽ)ずつ進(すす)めていきましょう。

難(むずか)しいことや分(わ)からないことがあれば、一人(ひとり)で悩(なや)まず、自治体(じちたい)の窓口(まどぐち)や地域(ちいき)の相談(そうだん)できる場所(ばしょ)に聞(き)いてみてください。皆(みな)さんが一日(いちにち)も早(はや)く安心(あんしん)できる生活(せいかつ)を送(おく)れるように願(ねが)っています。